【学童保育の本当の課題とは?】指導員不足と「放課後の質」の深刻な関係

世田谷区・目黒区の英語学童、東急田園都市線「駒沢大学」駅徒歩2分「インターナショナル・アフタースクール コトリバ駒沢校」です!
共働き家庭が増え、放課後の過ごし方がますます重要になる中で、いま「学童保育」に関する新たな課題が浮かび上がっています。
──それは、施設の数ではなく、“人の質と配置”にあります。この記事では、最新の調査データを元に、学童保育の「見えづらい課題」とその乗り越え方について、詳しくお伝えします。
目次
✅ 学童保育の待機児童、減っているようで減っていない?
「保育園落ちた」の次に、多くの家庭が直面するのが「学童保育の空きがない」という課題。
たしかに、自治体調査によれば学童保育の待機児童が出ている自治体の割合は、2016年の55.8%→2024年には41.1%へと改善が見られます(出典:日経BP・日経新聞社調査)。
しかし、よく見てみると──
待機児童がいる自治体における平均の待機児童数は、2024年でも70人。これは2016年比でわずかな改善に過ぎず、全国の総数では1万8,462人と過去最多(2024年5月、こども家庭庁調査)です。
つまり、「数値上は改善しているように見えて、実際には深刻化している地域が多い」というのが現状です。

✅ 足りないのは「場所」ではなく「人」──指導員不足のリアル
では、なぜ学童保育が“増やせない”のでしょうか?
答えはシンプルです。**「指導員が足りない」**のです。
学童保育の指導員は、午後〜夕方のみのシフト勤務。しかも元気いっぱいの小学生相手なので、体力も精神力も必要な仕事。
近年では、小学校教員の採用倍率が2倍を切る地域も出ているほどで、学童指導員の採用難はさらに深刻です。
その結果──
- 安全面での人員配置に精一杯
- 学びや体験のサポートまで手が回らない
- 子どもに余裕をもって関われない
といった状態になっている学童も少なくありません。
✅ 「放課後の質」が、子どもの未来を決める
実は、放課後の時間こそが、子どもの自己肯定感や社会性を育むゴールデンタイムです。
でもその時間が、「ただ預けられて過ごすだけ」になってしまっていたらどうでしょうか?
私たちコトリバでは、こう考えています。
「子どもたちが、自分で考えて、選んで、挑戦できる。そんな時間を“放課後”につくりたい」
そのために、英語・STEAM・哲学対話(P4C)などのプログラムを展開し、子どもが「主役」になれる学童環境を整えています。

✅ 都市部と地方、それぞれの子育てリスク
今回の調査では、人口減少と住宅価格という2つの問題が並行して指摘されました。
- 地方:子育て支援の専門人材が確保できず、支援の質が維持できない
- 都市部:住宅価格の高騰により「子どもは1人で精一杯」と感じる家庭が増加
つまり、「産みたい人が産める社会」をつくるためには、場所ごとの課題に応じた支援の多様化が不可欠なのです。
✅ コトリバが考える「これからの学童」のカタチ
インターナショナル・アフタースクール「コトリバ」では、こうした社会課題に対して、“学童の本質”に立ち返ったアプローチを行っています。
- 指導員は「預かる人」ではなく「育てる人」
- 放課後は「保護」ではなく「可能性を広げる時間」
- 子どもは「見守られる存在」ではなく「挑戦する存在」
「学童=預かり」から「学童=教育と成長の場」へ。
そんな想いを込めて、日々子どもたちと向き合っています。

🕊️ 最後に|安心して預けられて、子どもがイキイキと成長できる放課後を
待機児童数や施設の空き状況だけでは見えてこない、「学童保育の質」という課題。
本当に大切なのは、どんな人が、どんな想いで子どもと接しているかです。
もし、あなたが今「学童選び」でお悩みなら──
ぜひ一度、子どもたちが毎日ワクワクしながら通ってくる「コトリバ駒沢校」をのぞいてみてください。
見学・体験も受付中です。未来をつくるのは、今日の“放課後”からかもしれません。