世田谷区と「小1の壁」

世田谷区・目黒区の学童保育「インターナショナル・アフタースクール コトリバ駒沢校」(東急田園都市線「駒沢大学」駅徒歩2分)です!
今回は新年度開始目前ということで「小1の壁」について触れてみたいと思います。
目次
小1の壁とは?
「小1の壁」とは、子どもが保育園から小学校へ進学する際に、親が仕事と育児の両立に困難を感じる状況を指します。保育園では朝から夕方までの長時間保育が当たり前ですが、小学校に入ると授業が終わる時間が早くなり、学童保育が必要になります。しかし、学童の受け入れ体制が十分でない場合、親が仕事を調整せざるを得なくなるなどの課題が生じます。
世田谷区では待機児童の問題は解消されており、言葉通りの「小1の壁」は存在しません。しかし、世田谷区は希望者を全員受け入れるため、新たな課題が浮かび上がっています。それは、学童の利用者数が多すぎることによる安全面のリスクや質の課題です。さらに、新BOP事業が抱える運営課題も、放課後の子どもたちの居場所の選択肢を狭める要因となっています。本記事では、世田谷区特有の学童の現状と、その解決策を探ります。
世田谷区における学童保育の現状と課題
1. 受け入れ人数の増加による環境の変化
世田谷区では、公立学童(新BOP)は希望者全員を受け入れる方針を取っています。その結果、一つの施設に通う児童の数が非常に多くなり、活動環境の確保が課題となっています。
- 遊びや学習スペースの確保が難しい
- 指導員の負担増加による支援の質の低下
- 児童の多様なニーズに応じたプログラム提供が難しい
また、新BOPの実施時間が限られているため、共働き家庭では「もう少し遅くまで預かってほしい」というニーズが増えています。しかし、指導員の確保が難しく、延長対応の拡大が容易ではないのが現状です。
2. 長期休みの対応と柔軟なプログラムの必要性
新BOPでは、長期休み中も運営されていますが、活動内容が限られており、学びの要素を取り入れたプログラムが少ないことが課題として指摘されています。共働き家庭にとっては「子どもが充実した時間を過ごせる場所」が求められています。
3. 民間学童の役割と可能性
- 教育機能の強化:学童の時間を「預かるだけ」でなく、学びの機会として活用
- 柔軟な預かり時間:延長保育や送迎のサービスなど、共働き家庭のニーズに対応
- 子どもの個性に合わせたプログラム提供:習い事や探究型学習を取り入れる

私たちコトリバが目指す新しい学童の形
世田谷区における学童の課題を踏まえ、私たちコトリバは、ただの預かり保育ではなく、STEAM教育や創造的な活動を通じて、子どもたちの主体性を育む場を提供しています。
1. 教育を重視したプログラム
コトリバでは、以下のような独自のプログラムを提供しています。
- STEAM教育(科学・技術・工学・アート・数学)
- 問題解決力を育てるプロジェクト型学習
- 英語やプログラミングなど、未来のスキルを身につける機会

2. 柔軟なカリキュラムと預かり時間の拡大
公立学童のように一律のスケジュールではなく、子どもの個性や興味に合わせたカリキュラムを組むことができます。さらに、長期休みや放課後の預かり時間を柔軟に設定し、共働き世帯の負担を軽減します。
3. 安全で質の高い環境
コトリバでは、適切な指導員配置のもとで、子ども一人ひとりに目が行き届く環境を確保しています。また、学童の人数管理を徹底し、快適な学習・遊びのスペースを確保しています。
まとめ:世田谷区の「新しい学童の形」へ
世田谷区では、小1の壁そのものは存在しないものの、新BOPの運営課題や学童の質的な問題が新たな課題となっています。これを解決するには、
- 公立学童の環境改善とプログラムの充実
- 柔軟なカリキュラムを提供する民間学童の活用
- 保護者と地域が協力し、子どもに最適な環境を整える
といった対策が求められます。
特に私たちコトリバのような民間学童は、教育の質を高める選択肢として有力です。単なる預かり保育ではなく、子どもが楽しみながら学び、成長できる環境を提供することが、共働き世帯の負担軽減にもつながるでしょう。
私たちは、世田谷区の新たな学童の形を創り出し、子どもたちが安心して楽しく学べる環境を提供し続けます。ぜひ、私たちと一緒に新しい学童の未来を考えていきましょう。