小1ギャップとコトリバ:新1年生を支えるために

東急田園都市「駒沢大学」駅徒歩2分、世田谷区・目黒区の英語学童「インターナショナル・アフタースクール コトリバ駒沢校」です!
今回の記事は「小1ギャップ」についてです。
目次
小1ギャップとは?
小学校入学を迎えた新1年生が、これまでの保育園や幼稚園の生活との違いに戸惑い、適応が難しくなる現象を「小1ギャップ」と呼びます。これは単なる成長過程の一部ではなく、共働き世帯の増加に伴う保育園利用者の増加や、教育環境の変化が大きく影響しています。
小1ギャップの主な要因
以下に小1ギャップの主な要因となる項目をまとめています。
- 生活リズムの変化
保育園では自由遊びの時間が多いが、小学校では時間割に沿った行動が求められる。
お昼寝の時間がなくなり、長時間の集中が必要。
- 指示の受け方の違い
保育園では先生が個別対応してくれるが、小学校では「一斉指示」に従う必要がある。
自分で判断し行動する機会が増える。
- 学習スタイルの違い
遊びながら学ぶ環境から、机に向かって勉強する環境へ。
ひらがな、音読、計算など、明確な学習課題が増加。
- 対人関係の変化
保育園では先生が仲介してくれるが、小学校では自分で友達関係を築く必要がある。
ルールを守ることや集団行動の重要性が強調される。
このような理由で「小1ギャップ」が生まれやすいと言えます。
一方、未就学児童のそれまでの集団生活の在り方も、こうした「小1ギャップ」が最近多くなっていることと関連あるかもしれません。

保育園と幼稚園の違いも影響?
近年、共働き世帯の増加により、保育園利用者が増加し、幼稚園利用者が減少しています。そのため、幼稚園での集団行動を通じた小学校生活の予行演習を経験せずに入学する子どもが増えています。
年度 | 幼稚園在園者数 | 保育園在園者数 |
1980 | 2,497,895人 | 1,996,082人 |
1990 | 2,247,000人 | 1,813,000人 |
2000 | 1,967,000人 | 1,936,000人 |
2010 | 1,654,000人 | 2,055,000人 |
2020 | 1,193,000人 | 2,269,000人 |
幼稚園と保育園の教育環境の違いを理解することが、「小1ギャップ」の原因を明確にする上で重要です。
項目 | 幼稚園 | 保育園 |
目的 | 就学前教育 | 保育(生活の場) |
時間 | 4時間程度(半日) | 8~11時間(長時間) |
生活スタイル | 集団行動を重視 | 個々の自由時間が多い |
学習スタイル | 座学・グループ活動が多い | 遊び中心 |
先生と子どもの関係 | 指示を受けて行動 | 個別対応が多い |
幼稚園では小学校に近い集団行動を経験するため、比較的スムーズに適応できる傾向があります。一方、保育園では個々の自由な時間が多く、集団での行動や授業スタイルに慣れるのに時間がかかる子どもも少なくありません。

世田谷区の取り組みと課題
世田谷区では、「小1ギャップ」解消に向けて「アプローチ・スタートカリキュラム」や「幼保小連携」の推進を進めています。具体的な取り組みには以下のようなものがあります。
- 幼稚園・保育園と小学校の教職員が連携し、情報を共有する研修の実施
- 幼児教育と小学校教育の接続を意識したカリキュラム作成
- 幼稚園・保育園児と小学生の交流イベントの開催
しかし、現状では 研修の内容が形式的になりがち であったり、小学校ごとの取り組みに差がある という課題も残されています。
コトリバの取り組み:新1年生のサポート
コトリバでは、「小1ギャップ」に対応するために、以下のようなプログラムを提供しています。
未就学児向けイベントの案内とマッチング
未就学児にイベントを案内し、積極的な参加を促します。そのイベントの場で、同じ小学校にあがる友人や在学児童とのマッチングを行い、入学前からの関係づくりをサポートします。
未就学児向け習い事コースの提供
未就学児向けの習い事コース(プレミアム・イングリッシュ・レッスン)を用意し、学童コースに入る前に「慣らし」として活用してもらいます。これにより、子どもたちが小学校入学前から集団活動に馴染みやすくなります。
まとめ
小1ギャップは、社会の変化とともにますます顕在化している問題です。しかし、適切な準備とサポートがあれば、子どもたちはスムーズに新しい環境に適応することができます。コトリバでは、今後も「小1ギャップ」を軽減するための取り組みを強化し、子どもたちが楽しく小学校生活をスタートできるようサポートしていきます!
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