算数検定で「算数力」と「やる気」UP!
目黒区・世田谷区の英語学童「インターナショナル・スクール コトリバ駒沢校」です。
今回の記事は「算数」について。
学年が上がるにつれて難易度が増していくのが「算数」。以前の記事でも、小学校高学年になればなるほど、算数に苦手意識を持つ児童が多くなる、というような記事を紹介しました。
基礎・基本を積み上げて応用に発展していく科目なので、一度つまずくと授業についていけなくなってしまうこともあります。
中学や高校に進んでから苦手意識を持たないようにするためにも、親御さんの気持ちとしても、小学生のうちにしっかりとした算数力を身につけさせたいところ。算数の勉強方法は様々ですが、「算数検定を受検する」という学習ペースづくりもそのひとつ。
今回は算数検定とはいったいどんなものなのかご紹介します。
算数検定(実用数学技能検定)ってどんな資格?
算数検定(実用数学技能検定)は、新型コロナウイルス感染症の影響で最盛期よりは減少しているものの、年間の受験志願者は2022年度データで33万5000人にのぼり、第1回を開催した1992年以来、累計志願者数700万人を超える受検者数となっています。
全部で15段階の級に分かれており、小学校の算数レベルに合わせた11~6級と、未就学児向けのかず・かたち検定(シルバースター・ゴールドスター)が「算数検定」。中学から大学レベルに対応した5~1級が「数学検定」と呼ばれています。
出題内容は、主に算数・数学の実用的な技能をはかるもの。計算力はもちろん、論理的な思考や読解力、応用力、多角的な視点など、さまざまなスキルが試されます。解答はマークシートではなく記述式となっています。
算数検定の特徴と受検するメリット
さて「算数検定」を受検すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここではいくつかある算数検定受検のメリットを整理したいと思います。
・前学年分もおさらいできるから復習にぴったり
算数検定では、11級=小学校1年程度、10級=小学校2年程度といった階級にわけられており、出題範囲は当該学年と前学年の2学年分にわたります。(※11級とかず・かたち検定を除く)。たとえば、小学校3年生程度とされる9級では、小学2年生と小学校3年生の範囲が出題され、その割合は2年生範囲、3年生範囲それぞれが45%程度、学年にカテゴライズされない「特有問題」が10%となっています。特有問題については後述します。
・受験に年齢制限がない
算数検定は、どの級を受験するかは個人の裁量に任されています。算数が得意であれば、実際の学年よりも高い級に挑戦しても構いませんし、復習が必要な場合は下の級から受験することもできます。年齢にかかわらず、能力だけが評価の対象となります。
・オリジナルの問題で算数のセンスを向上させる
算数検定の問題は、小学校で習う基本的な算数に対応していますが、算数検定独自の「特有問題」も約10%出題されます。これらの問題は教科書には載っていない応用的な思考力を問うもので、より高度な算数力を養うのに役立ちます。
・合格証と個別成績表が授与されます
合格すれば、立派な合格証が子供たちの自信を高める手助けとなります。また、個別成績表には、得意な問題と苦手な問題が詳細に示され、今後の学習に役立つアドバイスや、成績に合わせたおすすめ問題なども提供されます。合格したかどうかや成績に関係なく、次の学習段階をサポートすることが目的です。
・中学受験において有利になることもあります
算数検定には、入試での優遇制度が存在します。中学受験において、一定の級を合格すれば内申点の加算や、総合的な判断基準の一部として評価されることがあります。大学や高校でも、入試における優遇措置を設けている学校があるため、この資格は持っていて損のないものと言えます。
(※入試優遇制度が設けられている学校については公式ウェブサイトを参照してください。)
算数検定に向けた対策
算数検定の合格に向けた勉強法として真っ先に取り組めるものは、過去の問題を中心に繰り返し学習することです。算数検定は記述式の試験であり、「解法を理解しているか」という基本的な能力が鍵を握ります。定期的に問題を解いて、「なぜ誤答したのか」「どうして理解できなかったのか」という点を確認し、苦手な部分を克服する努力をしましょう。
また、受験対策用の参考書や練習問題も、各出版社から多く販売されています。過去6回分の問題をまとめた級ごとの過去問題集や、迅速な合格を目指すための攻略問題集などがあります。子供の実力に合った資料を選んで活用することをおすすめします。
究極の個別指導塾「りんご塾」で算数検定の対策も!
コトリバでは、「りんご塾駒沢校」をスクールとして運営し、特長的な教材を使って子どもたちの「算数力」を向上させる学習を行っています。
りんご塾はいわゆる「個別指導塾」ですが、無学年制で子どもたちのペースに合わせて先取り学習を行っていきます。
何といってもその特長は「思考力」や「発想力」、図形認識・空間認識の「イメージ力」を養うオリジナルの教材!
パズル要素の高い教材で、子どもたちの持っている潜在的な「算数力」を開花させます。
ベースとなるテキストは「算数検定」のレベルに準拠しているので、算数検定対策もばっちりです!
算数検定は、学年ごとに段階的に難易度が上がり、子供たちが取り組みやすく、モチベーションを高めやすいテストです。小学生の中には、中学校以上の数学力を持つ子供たちが多く、苦手な科目からステップアップして自信をつける機会として活用しています。その結果、得意科目に変わることもあるかもしれませんね!