英語学童とインターナショナルスクールとの違いは?
インターナショナル・アフタースクール「コトリバ」です!
今回はよく聞かれる質問について、記事にしてみました!
英語学童とインターナショナルスクールの違いって?
英語学童とインターナショナルスクールは、実はまったく異なるものです。
インターナショナルスクールは、外国籍の子どもたちが通う保育施設や学校で、英語を共通語として使用します。
ただし、最近では日本人の生徒も受け入れる施設も増えています。国際バカロレア認定校など、国際的に通用する大学入学資格を取得できるスクールも国内はには約130校あります。
一方、英語学童は、小学校の放課後に利用する英語を中心とした保育施設です。多くのケースでは、ほとんどの子どもが英語初心者からスタートし、幼稚園児やインターナショナルスクール受験前の未就学児も利用します。学童保育の時間では、年齢に応じて別々の教室で活動します。
英語学童のメリット・デメリットとは?
英語学童のメリットや問題点には、さまざまな意見があります。家庭で不足している部分を補うことで、充実した英語学童の生活を送ることができます。
【メリット①】英語の聞き取り力の向上
言語習得には臨界期があり、早くから英語を学ぶことが重要です。英語の聞き取り能力を「英語耳」と呼びますが、大人になってから身につけるのは難しいとされています。例えば、「RとLの発音」や「子音で終わる単語」の聞き分けなど、日本人には馴染みのない音に早い時期から慣れておくことが大切です。英語学童は放課後の時間を英語環境で過ごすことで、子どもの英語耳を育む効果があります。
【メリット②】英語の表現力の向上
英語と日本語には、感情表現や意志表示の仕方、慣用句、ジョークなど、直訳できない違いがたくさんあります。子どものうちにこれらの英語の感覚を理解しておくと、海外の人との交流もスムーズになるでしょう。英語学童では日常生活で英語を使いながら、これらの表現を学ぶことができます。
【デメリット】日本語のフォロー体制が不十分な場合がある
特に学習面でのフォロー体制が重要です。日本語の宿題などをサポートするためには、日本語を母語とするスタッフの存在が欠かせません。英語学童では全てのカリキュラムが英語で行われるため、語彙や文法に自信のない子どもや恥ずかしがり屋の子は、意思を伝えることに苦手意識を持つことがあります。そのような場合には、日本人スタッフがネイティブ講師とのコミュニケーションをサポートする体制が不可欠です。
英語学童を効果的にするポイントとは?
英語学童の学習効果は個人差があります。高い学習効果を得る人もいますが、海外旅行での挨拶程度しかできず、英検の内容を理解できないという口コミも見かけます。この差は何によるのでしょうか?
実は、英語学童の学習効果には日本語力も関係しています。
母国語の表現力をしっかりと身につけないと、第二言語の発達も十分には期待できません。したがって、英語学童に通うと同時に、まずは日本語の論理的思考力を高めることが大切です。
日本語の論理的思考力を向上させるためには、家庭での読書が有効です。本の中で主人公の気持ちを探ったり、物語の続きを一緒に考えたりしながら、日本語の論理的思考力を育てる基盤を作りましょう。また、英語学童から帰ってきた日は、子どもにその日の様子を話してもらい、日本語で会話を続けることも意識しましょう。復習は記憶の強化につながるため、覚えたことを忘れないように定期的な復習を行いましょう。
コトリバでは2023年度から「Reading&Writing」のレッスンを取り入れています。これは和洋問わず良書を輪読する中で、読書の習慣化と考える力の養成を狙っています。同時に英語表現、語彙力の習得にも寄与するレッスンとなっています。
レッスン内容はコチラで詳しく紹介しています。
ヘルマン・エビングハウスの研究によれば、「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれるものがあります。その結果は次の通りです。
20分後には、学習した内容の42%が忘れられます。
1時間後には、学習した内容の56%が忘れられます。 そして、1日後には、学習した内容の74%が忘れられてしまいます。
つまり、努力をして覚えた知識でも、わずか1〜2日後には、約75%もの情報が忘れ去られてしまうのです。
このエビングハウスの研究結果は、私たちの記憶の特性を示しています。情報を長期的に保持するためには、定期的な復習や強化が必要とされます。
以上が、英語学童とインターナショナルスクールの違いや英語学童のメリット・問題点、学習効果についての紹介です。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
【参考記事】
英語学童って意味ないってホント?の記事はコチラから