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2021.12.16
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  • 危機的状況? プログラミング教育

    インターナショナルアフタースクール「コトリバ学芸大校」です。
    今回のテーマはプログラミング教育です。

    つい先日、特定非営利活動法人「みんなのコード」が全国の学校教育における「プログラミング教育実態調査」を公開しました。(調査期間:2021年7月〜8月)

    この調査は全国の小学校教員1,037名、中学校教員1,362名、小学生・中学生・高校生およびその保護者3,000組を対象にした調査で、2020年に導入された新学習指導要領に基づいて初めて小学校で必須化された「プログラミング」に対する教員・生徒。保護者の意識をはかるものです。

    一通り目を通したのですが、非常に興味深いデータでした。

    2021年プログラミング導入後の調査結果

    今回の調査結果によると、小学生の子ども・保護者を対象とした意識調査において『プログラミング教育への子どもたちの反応として、73.8%の子どもたちが「プログラミングは楽しかった」と回答』しています。
    このこと自体はとても良いことで、ひと安心といったところ。
    一方、教員の意識調査では、『小学校の教員への7時間以上の研修を実施する場合と、1時間未満の短時間の研修や研修を受けていない場合と比べて、児童の関心度合いに大きな差があることが明らかにされている』とのことでした。

    ちなみに『1時間未満の短時間の研修や研修を受けていない』教員の割合は、全体の約三分の一。
    もちろん全体の1割程度しか、プログラミング教育を担当していない、という前提はあるのですが…。
    個人的には、「学校長のプログラミング教育への対応」の調査項目で、「中立、特になにもしない」「後ろ向き、やりにくくしていた」の合計が6割以上だったことに驚いてしまいました。

    2020年度導入前調査では?

    「LINEみらい財団」が2020年3月に全国の小学校教員618名を対象に行った「プログラミング教育に関するアンケート調査」では、「小学校での必修化にどの程度不安を感じているか?」という質問に対して、不安を感じている教員の割合が、73.3%に及んでいました。

    また、もう導入まで待ったなしのタイミング2019年11月1日時点で、各学校における準備として授業実践・模擬授業の実施が住んでいる割合は全体の18%、年度内に計画をしていた学校もと含めても52%にとどまっていることから、相当準備不足で、小学校でのプログラミングの授業に突入したことがうかがえます。

    先の2021年8月の調査結果でも、プログラミング教育の実施状況のなかで教員の課題意識を問うた項目では、「教員の専⾨性の不⾜」が一番の課題(61.6%)として挙げられ、次いで「指導・授業展開の難しさ」(53.6%)が挙げられていました。
    事前に抱いた不安が、そのまま解決することなく、2年目を迎えてしまったということになりましょうか。

    一番の被害者は子どもたち

    常日頃、公教育の先生方(特に小学校の教員の方々)は大変ご苦労をされているのだろうな、と感じています。ただでさえ、指導内容の多さや課外での活動への取り組みなど、時間がない中で、新たな取り組みをしなければならないわけです。
    ましてや、6割以上の学校長がプログラミング教育に対して「中立、特になにもしない」「後ろ向き、やりにくくしていた」わけで、先生方の悪戦苦闘ぶりは察するに余りあります。
    そして、こういう調査結果を見るにつけ、一番あおりを受けるのは、子どもたちだなと実感するのです。
    前述の通り、「みんなのコード」の調査結果では、7割以上の子どもたちがプログラミングは楽しく感じているのですから、子どもたちの関心・期待に本当に応えなければならないと私たちは思っています。

    コトリバにおけるプログラミング教育

    コトリバでは2つのプログラミングレッスンを取り入れています。

    1つ目はビジュアル・プログラミング言語として定評のある「Viscuit(ビスケット)」です。ビスケットは、直感的な操作ができ、幼児でも取り組めるプログラミングとして実績があります。感性に働きかけるそのシステムは、ヒトとコンピュータとの関係性を子どもにもわかりやすいように示し、本当の意味での「プログラミング的思考」を養うことのできるレッスンになっています。
    コトリバでは開発元のデジタルポケット社と協力してカリキュラムを作り、子どもたちに提供しています。

    2つ目は「英語で学ぶプログラミング」Wonder Code(ワンダーコード)です。ワンダーコードはシリコンバレーで生まれ、2021年夏に日本初上陸したロボット・プログラミングで、英語とプログラミングをそれぞれ体系的に学ぶことができるのが特長です。
    子どもたちにも大人気のプログラムで、参加している子どもたちも楽しみながらレッスンで「英語」と「プログラミング」に取り組んでいます。こちらでは「プログラミング的思考」に留まらず、本格的にコードを書く承久のプログラムも用意されていて、深掘りしたプログラミング学習が可能です。

    2つのプログラミング・プログラムは、あえて系統の異なるものを採用しています。子どもたちの個性は十人十色。個々の子どもによって適性は異なります。だから、大事なことは子どもたちの関心を最大化すること。一人でも多くの子どもたちの興味・関心に寄り添えるようなレッスンを用意したいと考えてのことです。

    私たちは未来を担う子どもたちの成長を願っているので、(おこがましいですが)公教育でカバーしきれない領域を補って、「子どもたちのより深い学び」や、「最先端の教育」を望むご家庭に応えたいと思っています。
    現在のプログラミング学習に不安があるようなら――ぜひ一度、体験レッスンを受けてみてください。お子様の目の輝きが変わります!

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