大切な非認知スキル「創造力」をお子様に!
世田谷区・目黒区の英語学童「インターナショナル・アフタースクール コトリバ駒沢校」です!
今回扱うテーマは「創造力」です。
「創造力」とは革新的なものを生み出す能力を指します。この力は多岐にわたり、身近な例でいえば、絵画や工芸品などのアート作品の創作などが分かりやすいでしょう。しかし現代社会では、創造力にはアートの枠を超えた、もっと広範な意味があります。
今回のブログでは「創造力」の持つ意味や、それをいかに身につけていくかについて触れていきたいと思います。
目次
創造する力はナゼ大切か?
ビジネス界での「創造する力」は、持っている知識や経験を活かし、新たな価値を創出する力を示します。既に情報が蔓延している世の中で、人は昔と比べて苦労することなく最新情報を得ることができます。既に話題になって久しいChatGPTなどの生成AIが今後も発展・浸透していくなかで、「知識」そのものの価値は低下し、それをもとにしていかに新しい価値提供できるかがカギとなっています。例えば、ビジネスの世界では創造力を駆使することで、これまでにない需要を切り開く能力です。世の中が何を必要としているかを見極め、多くの人々に受け入れられる製品やアイデアを思いつき、具現化する力がそれに当たります。
「想像力」という似た言葉がありますが、これは「現実には存在しないが、起こる可能性のあることを思い描く力」と定義されます。つまり、相手のニーズを推察するのが想像力であり、それを実際に形にするのが創造力です。これらの違いを理解し、適切に使い分けることが大切です。
創造力を高めることは、価値観が多様化する世界において重要です。社会で成功するためには、創造力と想像力の両方が必要です。創造力だけでは他者の期待に応えることができず、想像力のみでは具体的な創作には至らないでしょう。これら二つの力をバランスよく伸ばすことで、社会での活躍が可能な包括的な能力を身につけることができます。
現代社会では情報が溢れ、ビジネスの絶対的な正解は存在しません。この多様な価値観の世界で、答えのない問題に取り組むためには、創造力が欠かせない能力となります。0から1を生み出すこの力により、新たな解決策を見出すことができるのです。
創造力を磨くメリットとは?
創造力は、ビジネスの場だけでなく、人間関係や学業といった多様な分野で役立つ能力です。各ご家庭がまず創造力の利点を把握し、それを子どもの教育に生かすことが大切です。
新たなアイデアを引き出す
創造力を育むことで、既存の知識や経験をもとに、新しいアイデアや発想を引き出すことができます。創造力は、何もないところから何かを生み出す力であり、それには知識や経験が不可欠です。
例えば、料理の知識がなければ、手元の玉ねぎやにんじんを活用した料理を考えることは難しいですよね。調理法や味付けの知識があれば、カレーや煮物など様々な料理を思いつくことができます。このように、創造力と知識・経験を組み合わせることで、新しいアイデアや発想を生み出すことが可能になります。
様々な自己表現が可能になる
創造力を養うことで、様々な方法で自分らしさを表現できるようになります。人にはそれぞれ特徴や得意な表現方法があり、言葉だけでなく音楽やポエム、絵画などを選ぶ人もいます。
創造力を高めることで、自己表現の幅が広がり、自分にとって最適な方法で気持ちを伝えられるようになります。表現の選択肢が増えることで、コミュニケーション能力の向上にも繋がり、人間関係を構築しやすくなります。
問題解決力の向上
創造力を養うと、物事を多角的に捉え、問題や課題に対する新しい解決策を見つける力が育ちます。
社会に出れば、仕事や人間関係など様々な問題に直面します。創造力が不足していると、過去の経験に頼るしかありませんが、問題はそれぞれ異なり、最適な解決策も異なります。創造力を使って問題にアプローチすることが必要です。
人生の様々な問題を容易に解決するためにも、子どもの頃から創造力を養うことが推奨されます。
創造力を育むために大事なこと
では、創造力を育むために各ご家庭では何を心がける必要があるでしょうか?
私たちは学童保育でレッスンを提供していますが、その実践のなかで得たポイントの一つとしては「子どもの【好き】や【楽しい】を尊重すること」だと考えています。
子どもの創造力を伸ばすためには、子ども自身のモチベーションを維持することが重要です。子どもにとっての「好き」や「楽しい」は、何よりも強いモチベーションとなります。
大人も、興味のないことや苦手なことを学ぶのは困難です。大人はキャリアアップやスキルアップなどの目標を心の支えにして学習を続けますが、子どもにとって苦痛な学習はストレスとなることが多いです。大人が「将来のため」と言っても、子どもには遠い未来のこととして捉えられがちです。
学習意欲が低いと、子どもにも保護者にも望ましくない結果につながります。子どもの創造力を伸ばすためには、「もっと学びたい」と思える環境を提供することが大切です。
子どもの創造力を伸ばす為のトレーニング方法4選
子どもの創造力を伸ばすためには、日々の活動や遊びに創造的な要素を取り入れることが大切です。以下に、子どもの創造力を向上させる4つのトレーニング方法を紹介します。創造力は練習によって育成できる能力なので、子どもがその能力を最大限に発揮できるようサポートしましょう。
「創造的な遊び」を取り入れる
子どもの創造力を高めるには、絵画、積み木、粘土、工作、砂遊びなど、自由に作品を作れるような創造的な遊びが効果的です。子どもが作るものについて迷っている場合は、「好きな食べ物を描く」「好きな動物を作る」といった具体的な提案をしてサポートしましょう。大切なのは、子どもが自分のアイディアで作品を作る過程を見守ることです。
多様な「体験型学習」を積む
創造力は、様々な知識や経験をもとに新しい発想を生み出す力です。そのため、子どもには興味のある分野だけでなく、新しい分野にも挑戦させ、多様な経験をさせることが重要です。習い事や外出を通じて、子どもの経験・体験の幅を広げましょう。
例えば、宿泊を含めた学習は子どもが短期で一気に多様な気づきが得られる良い機会です!
感情を「非言語的に表現」する遊び
感情をダンスや絵などの非言語的な方法で表現する遊びも、創造力を鍛えるのに効果的です。子どもが言葉で表現するのが難しい場合でも、クリエイティブな方法で感情をアウトプットすることで、表現力が豊かになります。
「プログラミング学習」を始める
プログラミング学習は、思考力や創造力を鍛えるのに適しています。プログラミングでは、コードを使って特定の機能を実現するために、独自の発想を生かす必要があります。自ら目標を設定し、その達成のための方法を考える過程で、創造力が自然と育まれます。
さて今回は「創造力」をテーマにブログ記事をお送りしました。
各ご家庭での取り組みで、子どもの創造力は目を見張るほど成長するものです。私たちコトリバアフタースクールでも、保護者様になりかわってお預かりしている子どもたちの創造する力のスキルアップに今後も貢献してまいりたいと思います!