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2021.11.25
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  • 共感力を高めるP4C Little Thinkers

    インターナショナル・アフタースクール「コトリバ 学芸大校」です!
    先日、とある書籍を読んでいると「共感型」のリーダーが今後必要とされる、というような一文に目が留まりました。曰く、周囲の気持ちを理解して、同じ目線に立って寄り添う力が必要だ、ということです。

    カナダのルーツ・オブ・エンパシーの考案者で、心の教育の第一人者として有名なメリー・ゴードン氏が提唱したのが「エンパシー教育」です。エンパシー教育とはその名の通り共感力(共感:empathy)を磨くための教育。
    (ちなみにGoogle検索で「共感 英語」と打ち込むと、sympathyが出てきてしまいますが、エンパシー教育の文脈において、 empathy と sympathy は大きく異なります)

    このエンパシー教育の効果はすさまじく、メリー・ゴードンが幼稚園や小中学校のクラスで取り入れたところ、週1回45分の授業を9ヵ月継続して受けた生徒たちにおいて、いじめや仲間外れが9割も減ったという調査もあったそうです。

    この共感力を磨くためのレッスン、公教育の授業ではなかなか難しいのが現状なのではないでしょうか。
    文部科学省が2020年10月に発表した「2019年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、いじめの認知件数は、前年より6万8,563件増え、過去最多の61万2,496件となったそうです。小学校で増加傾向が続いており、特に低学年で多い状況とのこと。10年ほど前は「いじめ」のピークは「中学1年生」だったのが、年々低年齢化し、調査結果では「小学校2年生」がピークとされています。

    いじめの件数が増えたのも「昔よりも問題が顕在化したのだ」と捉えればポジティブに解釈できる面もありますし、低年齢化に拍車がかかっているという結果も調査方法に左右される面もあります。この結果をもって、ただちに小学校の道徳教育が機能していない、とは言い難いでしょう。しかしながら子どもを取り巻く環境について不安を感じずにいられない、ということは確実に言えると思います。

    コトリバで提供しているP4C(Philosopy for Children:こどものための哲学)は、まさに共感力を高めるレッスンとして、私たちは皆様に勧めています。

    「こどものための哲学」では、まず自分の考えを表現することから始めます。自分なりの考えを持ち(思考力の醸成)、それを周りの子どもたちに伝わるように話し(表現力の養成)、最終的にはディベート力を高めたいと計画されています。

    しかし実は、この「思考-表現」のステップから「ディベート」のステップのあいだには重大なプロセスが含まれており、それが「傾聴-共感」なのです。

    P4C(こどものための哲学)は対話を通じた教育アプローチです。対話は、自分と相手・周囲があって初めて成り立つものです。独りよがりの考えは相手に受け入れられませんし、他者を尊重しない表現は周囲から支持を集められないでしょう。つまり、傾聴・共感のステップがなければ、自分の考えも周囲に届かないということになります。
    もっと言えば、ただ相手を打ち負かすだけのディベート力は私たちの目指すところではありません。相手の意見を尊重しながら、自分の考え・相手の考えを深めた先に高次のよりよいアイデア・解決策が生み出される、そのためのアプローチをディベートから生み出したい、これが私たちの考える「骨太の強いディベート力」です。

    P4Cは、これを可能にするプログラム。
    これからの未来を支える子どもたちにぜひ身につけてもらいたいスキルを磨きます。最先端のエンパシー教育ともいえる「P4C Little Thinkers」を皆様の大切なお子様にいかがですか?

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