算数検定の合格率100％！

東急田園都市線「駒沢大学」駅から徒歩2分、インターナショナル・アフタースクール「コトリバ駒沢校」です。先日、今年最初のコトリバを会場とした団体受検が実施されましたので、その結果をレポートします。

算数検定とは？

一般的には「数検」という略称で馴染みがある方も多いかもしれませんが、正式名称は「実用数学技能検定」といい、文部科学省が後援している数学・算数の実用的な技能（計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明）を測る記述式の検定です。
検定の対象として1級から11級まであり、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。
おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。

コトリバと算数検定

コトリバでは算数オリンピック・メダリストを目指す「りんご塾」を開講しています。このりんご塾では1年に1回の算数オリンピックを子どもたちが目指すには、目標までの期間が長すぎるので、途中、マイルストーン的に小目標を立てながら学習を進めていきます。
その一環として「算数検定」へのチャレンジがあります。
コトリバでは「りんご塾」在籍者だけではなく、学童コースの在籍者にも広く呼びかけ「算数検定」を受検してもらっています。
一般的に小学校1年生であれば、11級から受験をスタートし、2年生で10級、3年生で9級と進めていきますが、コトリバでは学年にとらわれず、上の級でも積極的に受検してもらうようにしています。
コトリバは先述の通り、団体受検会場として登録されているので、わざわざ個人受検して遠い会場で受検する必要がなく、コトリバで受検できるので、小学校低学年の受検者にとっては安心です。

コトリバの算数検定対策

コトリバでは「りんご塾」に通っている児童以外にも算数検定対策を行っています。
過去問を集めた問題集による対策は勿論のこと、それぞれの子どもによって「得意」「不得意」分野が異なりますから、各自の苦手項目を中心に演習問題に取り組んでもらっています。
特に計算問題は苦にしないお子様も、文章題になると、題意を読み取ることに苦戦しているケースが多いので、その点を留意しながら対策を立てていきます。

以下はコトリバでも使用しているおススメの問題集です。

その成果もあって、これまでコトリバは開校以来、受検した生徒の合格率は100％を維持しています。
今回も全員の生徒が高い得点率で合格しました！

算数検定受験のメリット

公益財団法人日本数学検定協会の公式WEBサイトには、算数検定の特長とメリットが記載されています。一部を抜粋して、整理すると以下のようになります。

①文部科学省が後援（対象：１級～11級）している記述式の検定であり、入試優遇制度や単位認定などに活用できる場合がある。
②算数検定の解答は論理構成力をみる記述式なので、解答にいたるプロセスを正確に伝える力が身につく。
③幼児レベルのかず・かたち検定から大学・一般レベルの1級まで、全部で15階級あり、それぞれの学習段階に応じた階級を選んで受検することが可能。
④算数・数学の学習への取り組みがかたちになる

このうちコトリバが着目しているのは「④算数・数学の学習への取り組みがかたちになる」というメリットで、算数検定に合格すると受検者には「合格証」「合格証明書」が発行されます。
コトリバでは毎回、合格者には学童保育の時間内で「合格証」授与式を行っており、子どもたちも少しだけ恥ずかしそうにしながらも、誇らしげに「合格証」を受け取っている様子が風物詩となっています。
自分なりに努力して、その結果が「合格証」という形となって目に見える成果として手元に残る。そのことは子どもたちに想像以上の自信を植え付けるに寄与します。
自分に自信が持てる子どもたちは、成長のスピードも速くなります。失敗を恐れず挑戦するチャレンジ精神が身に着いたり、様々な場面で自ら行動できる主体性が身に着いたりします。
コトリバでは、「合格証」を渡すという承認の場を作ることで、子どもたちの「自己肯定感」を育む仕掛けを「算数検定」を通じて行っているのです。

算数検定は入試のように「合格基準に満たない者を振り落とすための試験」ではありません。問題も良問が揃っていて、それぞれの学年に応じて必要とされる算数の素養が備わっているかを測る検定ですし、年齢の制限があるわけではないので、算数が得意な子どもであれば、どんどん上の級にチャレンジできる形式でもあります。
ぜひ皆さんも「算数検定」に取り組んでみませんか？

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