P4C こどものための哲学 レッスンリポート
インターナショナルアフタースクール「コトリバ学芸大校」です!
今回はコトリバ自慢のレッスン「子供のための哲学 P4C Little Thinkers」についてリポートします。
P4C Little Thinkers は身のまわりによくある「問い」に対して、自分なりに考えたこと・感じたことを表現し、他の子どもの意見も聞きながら、さらに自分の考えを深められるようになることを目指しているレッスン。
よく初等教育で行われる「道徳」の授業に対する批判としては、「道徳的規範の押しつけ」というものがあります。特に2018年度から小学校で全面教科化されてからは、教師の判断で「模範的なあり方」が決められ、「あるべき像」に子どもたちを当てはめてしまうという懸念が言われています。
(現場の先生方は本当に大変だと思います)
P4C Little Thinkers では、そういった「道徳教育の懸念」とは無縁の新しいレッスン。子どもたち一人一人の多様な考え方を認め、安心して発言できることを念頭に置いています。
実際のレッスンでは、ゲームやディスカッションを通して、楽しみながら学び、思考力・表現力・傾聴力・共感力・ディベート力を向上させることを目的としています。
今回のレッスンのテーマは「お金」でした。
「お金って何だろう?」という問いかけに、子どもたちそれぞれから色々な意見が出ます。
また、コトリバ専用の空想上の通貨をみんなで考えて発行、1人ずつ20トリ(お金の単位です)もらい、買い物ごっこをしました。子どもたちの中にはそのお金を使って「iPadを買いたい」という子もいれば、「将来のために貯金しようかな」という子もいます。中には「お金がなくて苦労している人に渡すしてあげる」という子どももいました。それぞれが自分なりの意見を発表します。
そして大事なポイントは、そのそれぞれの意見を決して否定しないこと。
ティーチャーは勿論否定しませんし、子どもたちにも他の子の意見を決して蔑ろにしないようにさせます。
そういうレッスン内の取り組みを重ねることで、子どもたちは自分の考えを自由に表明できるし、また他者の意見に耳を傾け、仮に自分の意見と異なっても、尊重する姿勢が生まれてきます。
P4C Little Thinkers は現代を生きる子どもたちいとって本当に重要なレッスン。
何回かレッスンを受ける中で、子どもたちの変化が驚くほど分かると思います!
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※P4C Little Thinkers は商標登録(登録番号6482132号)されており、コトリバを運営する株式会社KotoLikoが特許庁に認められた商標です。