スプリングスクール・レポート「Cooking」
東急田園都市線「駒沢大学」駅徒歩2分、インターナショナル・アフタースクール「コトリバ駒沢校」です。
先日、コトリバでは無事スプリングスクールが終了しました。普段、学童コースで通っている方はもちろん、この4月から入学して新たに学童コースに加わる新1年生たちや、年中・年長のちびっ子たちも数多く参加いただき盛況のうちに行われました。
毎回、シーズンスクールでは特徴のあるスペシャルレッスンを実施するのですが、今回はスプリングスクールで実施した「Cooking」のレッスンについてご案内します。
新教室での目玉のレッスン
今回、駒沢大学駅至近に移転してきて、以前よりも広くなりレッスンの幅が広がりました。同時に本格的なキッチンがあり、それがCookingのレッスンを可能にしています。10畳程度のダイニング・キッチンなので子どもたちを入れても余裕がある広さ。
キッチンにある材料を使ったり、頻繁に水を使う「理科実験」のレッスンをするには最適なスペースであると同時に、本格的なオーブンや食器乾燥機なども備わった仕様なので「Cooking」のレッスンが可能となりました。
この「Cooking」のレッスンはオープン当初より構想してきたもので、以前のブログでもその狙いや効果について綴っています。
2023.2.1 新規開講 ブログ
「2023年新レッスン紹介第1弾-English Creative Cooking」の記事はコチラ!
今回の料理はAdobo!
今回、Cookingのレッスンで扱う料理はAdobo(アドボ)です。
アドボとは、もともとはスペインの肉料理“アドバード”を原点としたフィリピンの代表的な家庭料理です。料理名の意味は“漬け込む”という意味を持つ言葉でいわゆるマリネです。文字通り肉は酢を主体とした調味液に漬け込んで調理します。
「アドボ」は古代から存在する料理で、フィリピンに上陸したマレー人が、熱帯地域で食料を保存するために生み出したそうです。酢と塩を使うことで、細菌発生に望ましくない環境を作り出したのです。
中国人商人によって醤油がもたらされてからは、塩を醤油に置き換えた、とのこと。
フィリピンは10世紀〜13世紀にかけて中国の福建省と貿易を行っていたため、醤油はこの頃に持ち込まれたのだと考えられています。
Teacherはフィリピン生まれのロサリ先生
今回のアドボ(Adobo)はフィリピンの家庭料理ですが、レッスンを担当するロサリ先生はフィリピン出身。そんな縁もあって、今回のスプリングスクールのレッスンではAdoboを扱いました。
子どもたちはロサリ先生の説明に従いながら、食材を調理していきます。
なかには初めて米を研いだ子どももいましたし、周囲のサポートを受けながら包丁を使って器用に食材をカットできた子どももいます。
初めての経験に子どもたちも真剣に取り組んでいます。
調理しながら、それぞれの食材について英語で発音してみたり、関連する調理の方法について英語表現を学んだりします。
Cookinngはただ作るだけではなくて、その料理を形作る材料の英単語を習得したり、その料理の文化的背景を学ぶ場でもあります。
Cookingレッスンは「楽しい!」だけじゃない!
完成したらみんなでランチタイムです。
みんなで食べる食事はおいしく感じるものですが、それが自分たちのの手で作ったものならなおさら!
一連の工程を通じて食事を作ることで、普段、自分たちに食事を作ってくれる保護者様への感謝の気持ちが芽生える子どももいますし、フードロスを始めとする「勿体ない」という感覚を大事に思う子どももいます。
何かを作り終えたときの充実感を得られることは勿論ですが、料理を通じて「感謝」の気持ちや「勿体ない」の精神に触れられるのも「Cooking」のレッスンの特長。
今後、レギュラーシーズンでは毎週火曜日に「International Creative Cooking」というタイトルでレッスンは開催されます。
今後も「Cooking」のレッスン、折に触れて、レポートしていきますので乞うご期待!
2023.2.15 新規開講 ブログ
そのほかの新レッスンの記事はコチラ!「2023年新レッスン紹介第2弾-Reading&Writing」